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索引について [体系書 会社法]

索引の確認作業を朝からずっとしています。地道という単語がありますね。ほとんど使ったことのない単語ですが,地道な努力をしているというのはこれだねという感じです(使い方いいのかな)。
索引については,mixiに前に書いたのですが,再録です。

高校時代の国語の先生が,授業中に言われた言葉が何十年も心に残っています。「君たちの中には,将来,本を書くことになる人間がいるだろうが,小説のようなものは別にして,索引を必ず作ること,索引のないものは読むに値しない。読むに値するかどうかは,索引があるかどうかみたらわかる。」極論ですよね。索引のない本がすべて読むに値しないということはないということはもちろんです。索引をつけることができないもの,及び索引をつける必要がないものは,小説でなくてもあるのですから。しかし,私にとっては,先生の言葉は重い。私の書くものは,全部ではないけれど,体系書については,索引をつけることができるものだし,つけるべきものだと言えます。20数年前に私が始めて書いたのは,民法の本でしたが,索引をつけることはできませんでした。先生の言葉が頭の中に響くのですが,つけることができませんでした。そんな時間は与えられていませんでした(その後に私の書く本には,できるだけ索引をつけるようになりました。でも,問題集にはなかなかつけれませんね。つける必要がないのか,つけることができないのか,課題です)。

しかし,索引は,難しいです。そのときの心の状態によります。詳しくするか,簡単にするかという問題です。詳しければ詳しいほどいいのかもしれませんが,必ずしもそうではないと 言われることがあります。かえって探しにくい。見る気がしないと言われることもあります。簡単すぎると「ないじゃないか」と言われますね。ほどほどがいのかもしれませんが,大体において,たくさん書きたい方ですから,何から何まで入れたいというときが多いのです。そして,収拾がつかなくなることに。簡単にしよう簡単にしようと,今,心がけています。


索引のことを書こうと思って,昨年,ネットで先生を検索しました。その後,大学の教授になられたようですが,もう 亡くなられておられました。残念です。作家の重松清さんは,高校の後輩(私がずっと年上ですが・・・面識はありません)になるのですが(中学校もですが),現代国語か古文かわかりませんが,彼は,先生の授業を受けられたのではないか・・・,どうでしょうか。もう,退職されていたかな。また,そのうち,また,先生のことを書くことにします。